2015年9月12日(土)、信州児童文学会(以下当会)主催の「信州セミナー」が長野駅前のホテル・メトロポリタン長野を会場に、全国から100余名の参加者を集めて開かれた。セミナー・タイトルは『戦後70年 混迷の時代に児童文学を問う in 信州」。司会は当会編集委員の
依田秀人。まずは
和田登当会会長の開会のあいさつ。講演は
朽木祥氏。「”想像力を通して目撃する”ということ」の題で1時間15分間、
想いを語った。メモし、目を閉じ、うなづきなどしながら
聞く参加者。その後、参加者が朽木氏への質問事項を記す時間があり、主催者がそれらを集め、朽木氏がその質問に答えた。
シンポジウムは西山利佳氏がコーディネーター、加藤太一・奥山恵・橋口英二郎・いぶき彰吾各氏をパネラーに迎えて始まった。終了後に
質疑応答。この30分後、会場を隣りに移して参加者交流会。
9月13日(日)。早朝8時30分に信州セミナー・オプション「松代ツアー」参加者33名が
マイクロバス1台、マイカー3台の分乗して長野駅を出発。着いた松代で案内をしてくださるガイドさんと合流。
山寺常山邸から神田川沿いを遡って歩き、
松代大本営象山地下壕に。車にもどって
象山地下壕清野側へ、そして天皇御座所跡を巡った。御座所跡では「記念撮影しよ」と声があがり、信州セミナー唯一の「
団体記念写真」となった。過酷・悲惨な松代大本営の工事を思えば、笑顔でよいのか?と諭されそうだが、カメラマンの悲しいサガで、つい「いちたす。いちは」といってしまった。ごめんなさい。昼食は竹風堂松代店。食事前の30分ほど、案内をしてくださった
ガイドさんにいろいろお聞きする時間があり、松代大本営地下壕を素材とする児童文学を多く残している和田会長が、地下壕の出会いと自著への展開について語った。
13時50分、長野駅にもどる
マイクロバスをマイカー同乗者が見送る、(後方は松代城跡)
さらに、
反対側の道路に向かって走り、手を振る。
みなさん、この二日間、ごくろうさまでした。
およそ2年の長きにわたって信州セミナーの細部にまで気を配られ、無事に会をまとめられた山崎玲子当会事務局長には心よりの感謝と御礼をもうしあげます。