2011年度信州児童文学会総会は、2012年3月4日(日)に長野市のホテルで午前中行われた。40年間発行し続けてきた「親子で読みあう雑誌『とうげの旗』」が2月10日発行の162号で終刊となり、来年度の新たな旅立ちを確認する場であった。そして第3次「とうげの旗」は、年3回発行する「信州児童文学会誌『とうげの旗』」に厳選した作品のみを掲載してゆくと決まった。
 午後は、第20回「とうげの旗」作品賞授賞式そして祝賀会。午前中の固い表情とは違い、会場はお祭り気分。今年度受賞作品は畠山真佐子さんの「せつぶんの夜」と白瀬郁子さんの「かえらなきゃ」2作。賑やかに時間は過ぎ、しめくくりは恒例「早春賦」と「信濃の国」の斉唱。5番に塚原健二郎先生、酒井朝彦先生、加藤明治先生、宮口しづえ先生のお名前を歌い込むのが信州児童文学会流。