諏訪大社御柱祭
【上社山出し】
(結局3日間茅野市へ行ってしまった。うちの会社、暇なんだなあ)
2004.4.2 上社山出し/1日目
8時曳行。それに雨だし、十分間に合うはずだと
御柱街道が林から抜ける撮影ポイントについたのが、
午前8時30分頃、
ところが、そこにいたのは前宮一之御柱。
かんじんの本宮一之御柱は、
姿は見えず、声も聞こえず、
はるか前に消えてました。
あわてて後を追い、なんとか撮った後ろ姿。
とって返すと前宮一は、先刻より300mほど進んだところ。
本宮一だけなんで早いのだ?
まあ、それはともかくとして、
前宮一之御柱
本宮二之御柱
前宮二之御柱
本宮三之御柱
前宮三之御柱
本宮四之御柱
本四と南アルプス
前宮四之御柱
を撮影。
途中、雨があがって太陽が顔を出したが、
風が強い、
強い
まさに雨にもまけず、風にもまけず、
でありました。
そうそう、子どもの木遣り隊も雨風にひるまぬ大活躍でした。
本二
本三
前四
活躍といえば、どの御柱でも後方で千切れた縄など
片付ける人たちがいました。
本二の人たちはごらんの丁寧さ。
みなさん、ほんとにごくろうさまでした。
(ひさしぶりに、一日たっぷり、祭り影りを愉しめた)
(ありがとうございました by MER)
この日の、お気に入りの一枚
2004.4.3 上社山出し/2日目
今日の写真は、本宮二之御柱の木落しだけです。
それも、線路を隔てた上川橋の上から、
105mmレンズで撮ったものを
トリミングしました。
(橋の上もやがて超満員。行き違い超困難状態でした)
3時半頃に始まった本宮一之御柱の川越しですが、
人がめちゃくちゃ多すぎて、
カメラをかまえること能わず。
で、帰りました。
(人込みは性にあわないカメラマンでした)
2004.4.4 上社山出し/3日目
昨日、本宮一が撮影できていたら、
たぶん、今日は茅野には行かなかった。
行く必要もなかった。
でも・・・
今日のねらいは、2つ。
1つは、JR東日本の列車から木落し会場を撮ること。
(JR旅学文庫のひとくちメモのこともありましたので…)
で、茅野駅で11時?分の臨時列車に乗って
木落し会場の手前からシャッターをおし続けた。
ところがなんと、5秒タイマーがかかっていて(マサカ)
映ったのは・・一枚
11時45分に富士見駅から乗った下り列車は
座席がうまっていて、
これはもう、昇降口ドアのガラスごしの連写。
まあ、こう見えるんですよ。
もう一つ、は、本宮四之御柱の川越し。
1日目、本四地区の行列はだんぜんカッコイイよかったから。
また、川越しの地元だから、期待できるはずと思うのだった。
雪降りの中、カメラを構えて待ち構えていると、
(またしても)なんと、
本四に先立ち、川越しで川に落ちた前三の御柱が
メドデコがない!、人が乗っていない!
見物していたお年寄りが言うには、
「雪で濡れて滑って危険だから、乗らんかったようじゃな」
おいおい、そんなのありかよ、と、
外野は勝手におもうのでありましたが、
はたして、本四の長いセレモニーが続くも
メドデコが見えない、御柱が見えない。
これは・・・、まさか?
ものすごい時間がたったころ 見えた、メドデコ!!
しかも男衆が乗っている!!
これは感動でした。
そして、メドデコに結んだ綱を曳く男衆が川の中に入り
御柱が川に迫り出し、
きれいに落とした!
川を渡る。
川を渡る、さらに雪が激しくなった。
ちの・宮川の皆さん
素晴らしい川越しをありがとう!
みごとでした。
こごえた指でシャッターを押し続けた身から言えば、
あなたたちは、すごい!
ごくろうさま、ありがとう by MER
【下社山出し】
2004.4.10 下社山出し/2日目
案の定、駐車場所がない。
前回までは、迂回路のない国道142が完全通行止めになるため
木落し坂のすぐ近くまで進んで、国道路肩に車を並べても
なんら支障がなく、黙認状態だったのだが、
今回は木落し坂トンネルなどの開通で、R142は通行止めとならず
路肩駐車に警備員・白バイ・パトカーが厳しい目を光らせてました。
結局、木落し坂から2kmほど国道を登って
水戸浪士墓近くの脇道に入り、車を駐めたのでありました。
曳行ルートにもどった時には、
秋宮四之御柱は木落し坂の上。
でも、これまた案の定、凄まじい人波で、
近寄りがたく、
萩倉の集落を遡って、
春宮一之御柱を
適当に撮りました。
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春一が萩倉の大曲りで休憩とあいなりましたので、
それではと、人ごみきらいのカメラマンは
帰路についたのでありました。
(カメラマンの御柱の撮影は、今回でおしまい)
【上社里曳き】
(ごめん、御柱祭に行きました)
2004.5.2 上社里曳き/1日目
それは、大事なことを、ころっとわすれていたから。
ずっと昔、JR東日本長野支社発行『私の小さな旅』に
MERが「信州・お舟祭り考」を書いた時は不覚にも知らなくて、
その後に知った興味深い行事あったのです。
それが…「上社の里曳きは、本宮よりお舟が出て御柱を迎えにゆく」
ということ。
ころっと忘れてました。やはり、見ておかねばなりますまい。
9時すぎ、諏訪大社本宮の拝殿前にはお舟が。
10時すぎ、御柱迎えの行列が出発。お舟もつづく。
本宮の杜を後に
右へ左へ蛇行しながら(お賽銭を舟になげいれてもらうらしい)
人波をかきわけかきわけ
本宮一之御柱の前にたどりつきました。
(混雑をきらって御柱の後ろに回ったので、御柱前での神事未確認)
(このあと、お舟は本宮へともどっていきました)
う〜ん、それなりにみものでした。
それにしても人が多い。めちゃくちゃ多い。さすが御柱祭。
【下社里曳き】
2004.5.10 下社里曳き/3日目
(よわった、仕事がない!? で、行ってしまった御柱祭千秋楽)
途中、必需品を購入。(これが今回の撮影で威力を発揮!)
和田峠から下って萩倉の集落横まではスンナリ進めたが、
その先で車は進入禁止。
そこで木落し坂まで戻って駐車帯に車を止め、
御柱祭初日と同じ『浄めの雨』の中
諏訪大社下社秋宮まで約3kmを歩く。
正午近く秋宮着。どの御柱も建ってはおらず
ぶらぶら下諏訪駅方面まで歩いてから戻ると
秋宮一之御柱の建御柱が始まっていた。
最初、根入杉の西方の端で撮り
その後、根入杉前の常夜燈の網囲いの後ろへ。
網囲いは邪魔だけど(で、そこには当然見物人はいない)、
でも、囲いの上は好アングル。わたしめは脚立に乗って
パチリ
パチリ
パチリ
天端乗り、すごかった!
今回も愉しく撮らせてもらいました。
これで本当にMERの御柱の撮影は幕引きです。
〈御高覧深謝〉
そうそう、ここで1句
「めでたく建てた 命あるなら 7年後も」
野沢温泉道祖神唄のメロディで歌ってください。