9月17日(木)まで、下伊那郡高森町の「くましろホール」にて、「北原志乃イラスト展」が開かれている。北原さんは、われらが雑誌『とうげの旗』に挿し絵を描いてくださっている絵描きさんだが、それよりも、岩波書店発行『広辞苑』第六版に、17ページのアオマツムシから2725ページのミンミンゼミまで、計55点の図版を描いた画家として全国的にその名が知られる。
 今回、個展を見て、じつに多彩な表現方法をもつ人だと初めて知った。「黒蜥蜴」の切り絵には驚いた。後世に残す仕事として描いたという下伊那十二薬師の精密画の丁寧なお仕事に感服した。そして、『とうげの旗』のコーナーは楽しさにあふれていて、編集長としてたいへん嬉しかった。
あさってはもう17日だから、来館の予定がたたぬ人も多いはず。そこで、(手ぶれが比較的マシだった)展示撮影写真3点で、会場の雰囲気をつたえやす。


Fine Pix S2/18〜70mmズーム/2009.9.14高森町くましろホール

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