団地写真同好会の仲間6人で、小諸の懐古園へ撮影旅に出かけた。昨年の「国営アルプスあづみの公園〜霊松寺」旅は、雨と強風でさんざんだったが、今年は前日、長野に雪が降ったものの、きれいに晴れた。車３台に分乗、上田城に立ち寄ってから懐古園に着く。すでに多く樹木は落葉していたが、カエデ類はよくぞ葉をとどめ、その逆光の景はまばゆいまでの美しさだった。客を乗せ園内を案内する一輪車があることを、この日、それと行き違って初めて知った。藤村詩碑からの戻りを撮ることにして場所を決め、三脚を構えた。「細工はりゅうりゅう、仕上げをごろうじろ」のはずだったが、シャターボタンを押して、慌てた。2秒タイマーをセットしていた。それでも、なんとか形になったのは、土門拳がいう「鬼」の手助けかな。

●Fine Pix S5／105mmマクロ／2009.11.3小諸

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