かたわらに、この水場の案内板が立っていた。
「紅葉の化粧水(けしょうみず) 清らかな湧水で、紅葉はここで朝夕洗顔し、化粧しました。
紅葉の美しさ、若々しさの秘密はこの化粧水を使ったからだといいます」
伝説の中で鬼女とされる女性の、素顔をうつす言の葉だと思いました。
●Fine Pix S2 Pro/18〜70mmズーム/2008.10.8長野市戸隠
●ひまなので時折追加してます…植物図鑑・信州・草花木実に飛びますか。
●この日、ついでに竜光山登山コースも調べてみようとした。が、安堵ヶ峰のすぐ先で、岩場の急斜面と足場のおぼろげさに立ちすくみ、断念。ならば南からと、林道を下り、ササをかきわけ登ってみたが、鎖場はある、はしご場がある、おまけにすごい痩せ尾根にいやになってしまい、「ここは想定モデルコースじゃないから」といさぎよくあきらめた。(なにせ右肩に三脚、ベルトに鉈、左肩にはカメラ2台を入れた中型カメラバックとFM放送をがんがん流すラジオ(サイレン・ライト付)の装備だったものだから、安定は悪い。鎖場なんて登れるもんじゃない!)
●地図で見ると、林道より南の登山道はなんとか歩けそうな気がして、踏み入った。ところが、岩に張りつかなければ通れない細道があった。大岩に立てかけたはしごを登ると、先は行き止りだった(展望台らしい。が、雑木の枝で見通しは悪い)。おまけに下る尾根を間違えた。まっすぐに続く踏み跡があったが、急坂を下る途中、それが消えた。違うようだと気づき、周囲を見ると左手にも尾根があった。地図を開き、確認する。下りている尾根は、先に確認しておいた林道への出口がある尾根ではなかった。坂をよじ登って戻り、岩の南陰で折れる登山道を見つけた。(初めて下りる人は、たぶん間違えるわな)
●そんなんで、蛇足ながらその場所の地図をつけときます。(ベースは国土地理院の地図サービスHP)