信州児童文学会員で今年2月に亡くなられた牛丸仁さんの追悼を、来年2月発行予定の「信州児童文学会誌『とうげの旗』」第3号で行う。早くも寄せられきた高田充也さんの原稿に、開田小学校長だった牛丸さんを訪ねた思い出が綴られていた。「校門の入口に庄野英二作詞の校歌がかかげられ……」
載せる載せないに関わらず、碑は撮っておいたほうがいいと判断し、出向いた。不審者との誤解はまっぴらだから、職員室に顔を出し、応対に出た若い女教師に「とうげの旗」編集長と名乗り、用件を伝えた。彼女は「とうげの旗」を知らなかった。自分では決められないのでと呼んでくださった教頭先生も、「とうげの旗」を知らなかった。
うそだろ、と内心驚いた。信州児童文学会は毎年4月、県下の全小学校に、購読依頼をしたためたB5用紙とともに、県下全生徒分のカラー刷り「とうげの旗」注文袋を配布してきたのだよ。印刷で約65万円もかかるんだ。それに「親子で読みあう雑誌『とうげの旗』」は今年2月の最終号まで、発行の都度、県下全小学校に1部寄贈してきたんだぜ。学校の図書館に必ずある雑誌なんだ。
撮影の許可はいただけたが、ため息がでた。こんなんじゃ、終刊になるわけだ。
●OLYMPUS OM-D E-M5/12〜50mmマクロ&ズーム/2012.12.5 木曽町
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